タッチパネル型の携帯情報端末が普及している。タッチパネルは画面の上で操作するUI(User Interface)である。これに対して我々は、画面ではなく、タッチパネルを把持した掌の上で操作する体験が得られるUIを提案する。これを実現するためにタッチパネルの背面に電気触覚ディスプレイを貼付し、タッチパネルへの指先の押下を電気触覚として背面の掌に提示すると共に、画面の映像も触刺激として掌に提示する。掌の上で操作することで、従来視覚的にしか認識できなかったグラフィックスの位置や感触や動きやリアクションなどを掌の触覚として認識出来る。そのため、より正確にタッチパネルを操作できるようになると考える。 W
高臨場感技術の飛躍的な進歩によって録音された音楽や音声をより忠実に再現できるようになった。しかし再現された音響のみでさらなる音響体験を生み出すのは困難であり、別のアプローチが必要と考えられる。今回我々は音響を聴いたときに想起する「情動」に着目し、音響体験によって誘発される情動体験を強調することによって音響体験の質を高められると考えた。そこで音響に耳への皮膚感覚を付加することでヒトの音響体験をより魅力的にする手法を提案する。 Most people often experience music with accompanying emotion in every day of their liv
近年、コンピュータ中の情報を机上の実物体で現し、タンジブルメディアとする机上インターフェースが多く提案されている。しかし、従来の机上インターフェースの多くは、机上物体駆動のために机の下に大掛かりな装置を必要とし、また高速での駆動は難しかった。我々は磁性体の机自体を水平振動させ、物体側に取り付けた電磁石の電流を振動に同期させることで、物体を任意方向に駆動するシンプルな群ロボットシステムを提案する。 To overcome the limitation of visual information display, some works have proposed to use desktop “t