テーブル面から中空にいたる 空中像における輝度連続性の改善2021-
AIR-range: Designing optical systems to present a tall mid-AIR image with continuous luminance on and above a tabletop

fireskytree

テーブル上での裸眼複合現実感システムを実現する上で、空間に実像を結ぶ再帰透過光学系は効果的である。なかでも対称ミラー構造を用いた手法は、テーブル上から宙に浮く領域の広範囲で空中像を表示することが可能である。しかしこの手法は、テーブル面を見込む領域の一部で観察される空中像が暗くぼやけた映像になり、輝度や鮮明度が不連続になるという問題を含んでいた。これはミラー反射を介して空中像生成に使われる光学素子を見込む角が、推奨値より大きくなる範囲で発生する。そこで本研究ではシステム内のミラー配置を変えることで、光学素子を見込む角を推奨値に近づける手法を検討する。

国際学会 International Conference with Peer Review
Tomoyo Kikuchi, Yuchi Yahagi, Shogo Fukushima, Saki Sakaguchi, and Takeshi Naemura: “AIR-range: Arranging optical systems to present mid-AIR images with continuous luminance on and above a tabletop”, IEEE VR 2021, Poster, A-C43 (2022.3). 【The Nomiation for the Best Poster Award 選出

国内学会 Domestic Conference
菊池 知世, 矢作 優知, 福嶋 政期, 阪口 紗季, 苗村 健: “AIR-range: 輝度連続性を考慮した空中像のテーブル面から中空までの配置手法”, VR大会, 1D3-3 (2021.9).